女子バレー東京オリンピックメンバー予想

スポーツ(バレー)更新日:2021/04/11
女子バレー東京オリンピックメンバー予想の画像
時間が経ってしまいましたが、今シーズンの登録メンバーが発表されましたね。

1 黒後愛(東レアローズ)
2 古賀紗理那(NECレッドロケッツ)
3 島村春世(NECレッドロケッツ)
4 長岡望悠(久光スプリングス)
5 荒木絵里香(トヨタ車体クインシーズ)
6 宮下遥(岡山シーガルズ)
7 石井優希(久光スプリングス)
8 石川真佑(東レアローズ)
9 田代佳奈美(デンソーエアリービーズ)
10 芥川愛加(JTマーヴェラス)
11 鍋谷友理枝(デンソーエアリービーズ)
12 佐藤美弥(日立リヴァーレ)
13 奥村麻依(デンソーエアリービーズ)
14 小幡真子(JTマーヴェラス)
15 井上琴絵(デンソーエアリービーズ)
16 渡邊彩(トヨタ車体クインシーズ)
17 井上愛里沙(久光スプリングス)
18 東谷玲衣奈(デンソーエアリービーズ)
19 山田二千華(NECレッドロケッツ)
20 関菜々巳(東レアローズ)
21 林琴奈(JTマーヴェラス)
22 内瀬戸真実(埼玉上尾メディックス)
23 水杉玲奈(東レアローズ)
24 籾井あき(JTマーヴェラス)

当初、内瀬戸選手ではなく吉野選手が登録されていましたが、Vリーグ終盤での怪我を理由に辞退し、同じチームの内瀬戸選手が登録されました。

去年との変化



去年と比較してなにより大きな変化が、
キャプテンとしてチームを率いていた岩坂選手が外れたことでしょうか。
去年新鍋選手は現役引退しました。

そのほかは
久々に怪我から復帰してスパイク賞を取った島村選手の復帰が大きなところでしょうか。

去年選出された若手は減り、
新たに2連続優勝セッターの籾井選手が初選出されましたね。

・長内選手
・山岸選手
・入澤選手
・及川選手
・工藤選手
・松井選手
・曽我選手

が去年まで選出されて今年は外れました。

・石川選手
・山田選手
・林選手
・水杉選手

あたりが若手として残り、

・東谷選手

は1年ぶりの登録です。


現在代表合宿とVカップを同時に行っており、
代表選出されていてもVカップに出ている選手もいることから、
今年の中心メンバーを予測してみます。

東京オリンピック女子バレー最終メンバー予測



アウトサイドヒッター
・古賀選手
・黒後選手
・石川選手
・石井選手
・鍋谷選手
・林選手

ミドルブロッカー
・荒木選手
・島村選手
・山田選手

セッター
・田代選手
・関選手

リベロ
・小幡選手

です。

スタメンを考えても、東レアローズとNECレッドロケッツが中心のチームですね。


最後までわからないのはセッター



中田監督のこのチームは本当に最後までセッターが決まらないな…という印象です。
なのでここが一番最終的には外すかもしれない、と思ってるポジションでもあります。

1年目は冨永選手
2年目は田代選手
3年目は佐藤選手
4年目は大きな試合はないままですが、唯一の紅白試合では
佐藤選手と田代選手、関選手の3名でした。

Vリーグ始まる前の「月刊バレーボール」での取材では
セッターは佐藤選手と宮下選手でした。

で、Vリーグの結果がこのようになったところで…

現在最有力候補だった(と思われる)佐藤選手が怪我でリーグをほぼ出れていません。
合宿もおそらく参加していないのでは、と思います。

現在最有力候補は

・関選手
・田代選手

の二人じゃないかと思います。

理由としては、Vリーグの結果と合宿の参加、そしてアウトサイド陣です。
今期は結果こそJTが優勝でしたが、そこまで負けなしだった東レの選手の実力は間違いない。
というところで、アウトサイドの中心選手は、

・黒後選手
・古賀選手
・石川選手

になると予想しています。
なので、黒後選手と石川選手と同じチームのセッターの関選手はこの時点で一番有利かと思います。
2年前に初選出され、モントルーやネーションズリーグ、またBチームとして参加して優勝したアジア選手権の経験もあります。
惜しむところはワールドカップに落ちたところですが、次のオリンピックが3年後ということも考えると関選手を選出しない理由がない、と思います。
結果論ですが、この時点で宮下選手を合宿に呼ばないのなら、去年のワールドカップも関選手で行ってほしかったな、と思います。
延期の予想は誰もできなかったので仕方のないことですが…

2連覇を果たした籾井選手については、そういう意味でのチームメイトが主力にいない(林選手が残ると予想していますが)
国際大会の経験がない、ということで、3年後を見据えた、オリンピック後のアジア選手権での選出かなと思っています。
ただ、長身で左利き、1年目から正セッターで優勝経験がある。
チームでは絶対的なエース、ドルーズ選手中心のトスアップだったので、日本人チームでどういうトス回しをするか、見てみたいところです。

そんな中で経験豊富なセッターとして
関選手と組むのは、佐藤選手か田代選手、宮下選手の誰かかと思いますが、
佐藤選手の怪我と宮下選手がチームに残ってるというところから、
田代選手が濃厚かなと思います。

ただ、今年ネーションズリーグがあるようなので、そこで通用しないと判断された場合、
宮下選手が呼ばれる可能性はあると思っています。
そのときの怪我の様子次第で佐藤選手も。

特に日本代表国際親善試合が中国なので、そこでまったく歯が立たなかった場合…変えてくる可能性も0ではないように思います。

こちらは予測ではなく私個人の期待なのですが…
今年の古賀選手と林選手は早くて強い攻撃、従来より早いバックアタックをチームで打っていました。
解説の横山さんも「これは世界に通用する」というくらい早い攻撃でした。
また、もとから早い攻撃を得意とする鍋谷選手もおり、

「速いトスアップができるセッター」がいたら、攻撃のバリエーションや交代での幅が広がるのでは、と思っていて、
そう言う意味でも早いトス回しが得意な宮下選手、また佐藤選手にも期待しています。


悩むミドルブロッカー



アウトサイドとリベロはほとんど大きく変わることはないのでは?と思っています。
あるとしたら長岡選手が好調の場合、鍋谷選手か林選手か、最近不調の石井選手との争いかなと。
経験や身長から言っても石井選手が外れることはないように思いますが、
2年連続でチームが不調、自身もあまりいい結果を残せていないので、ちょっとわからなくなってきたように思います。

基本は古賀選手、黒後選手、石川選手で、若干守備が不安な石川選手のところに守備のいい石井選手、鍋谷選手、ライトに林選手、という形かなと予想します。
鍋谷選手と林選手はレフト、ライトどっちでも行けそうですし、2枚替えでも出番が多そうです。

リベロについてはディグ力がいい井上選手か、とも思ったんですけど、Vリーグ初のリベロでMVP、キャプテンで2連続優勝という看板を背負った小幡選手は強いだろうな、と思います。
また、ワールドカップで痛いほど知った、「サーブレシーブの重要さ」からも、サーブレシーブ力のある小幡選手が濃厚かなと思います。
個人的にはトスの巧い井上選手と、2段を打つのが上手いアウトサイド陣なので、こちらの組み合わせにも期待したかったのですが。

ミドルは正直わからない、と思っています。
期待を込めて山田選手!とあげました。今年の結果を見ても、攻守のバランスがいい選手だなと思っています。

ただ、
荒木選手はキャプテンで確定として

島村選手、奥村選手、山田選手は正直誰が選ばれても、というところはあるように思います。
島村選手はリオシーズンの経験があるが、3年くらい怪我で離脱していましたし、
奥村選手はリオにはいなかったけど島村選手がいなかった時期に活躍しています。

攻撃力のある島村選手と、守備力のある奥村選手。
そして若手ながらアジア選手権とU20での優勝経験のある山田選手。

そして個人的にはオリンピック後のアジア選手権を見据えて
久光の荒木選手と及川選手、入澤選手の若手陣も選出してほしかったな、と思います。
今年の選出、芥川選手、渡邊選手含めて若手が山田選手しかいないので…



ワールドカップを糧にどこまで世界に通用するか



2年前のワールドカップを考えると、どうしても世界との差を感じてしまいます。
特に韓国や中国に対して、サーブでやられてしまったことや、とにかくブロックシャットが多かったように思うので、そこをどうやって打破するか。
直前の怪我でワールドカップにほとんど出られなかった黒後選手と、ワールドカップで世界に通用することが分かった石川選手。
そしてここにきて絶好調の古賀選手。
この若手の3人がどこまで躍動できるか、がキーポイントだと思っています。

大前提に開催されることを願いつつ、
まずは5月の日本代表国際親善試合、そこから本格的にメンバー選考になるであろうネーションズリーグ。
楽しみにしています。




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