2022年 バレーボール女子日本代表チーム記者会見

スポーツ(バレー)更新日:2022/05/06
2022年 バレーボール女子日本代表チーム記者会見の画像
前回ネーションズリーグの出場予測を書いたのですが、本日(5月6日)13:00より記者会見が行われ、ネーションズリーグに向けての合宿人参加する22名(+欠席1名)が発表されました。
予想と結果が出るのは今月末かなと思いきや、半分以上今日出てしまったので、予想と結果の違いを書いていきますー。

結構以外なところがありました!


ネーションズリーグに向けて合宿に参加するメンバー23名



・山岸 あかね 埼玉上尾メディックス 165cm
・内瀬戸 真実 埼玉上尾メディックス 172cm
・古賀 紗理那 NECレッドロケッツ 180cm
・石川 真佑 東レアローズ 174cm
・島村 春世 NECレッドロケッツ 182cm
・柴田 真果 JTマーヴェラス 171cm
・宮下遥 岡山シーガルズ 176cm
・小島 満菜美 NECレッドロケッツ 158cm
・井上 愛里沙 久光スプリングス 178cm
・金田 修佳 岡山シーガルズ 177cm
・オクム大庭 冬美ハウィ 日立Astemoリヴァーレ 178cm
・林 琴奈 JTマーヴェラス 173cm
・山田 二千華 NECレッドロケッツ 184cm
・福留 慧美 デンソーエアリービーズ 162cm
・横田 真未 デンソーエアリービーズ 177cm
・松井 珠己 デンソーエアリービーズ 170cm
・小川 愛里奈 東レアローズ 178cm
・宮部 藍梨 ミネソタ大学(アメリカ) 181cm
・濵松 明日香 久光スプリングス 181cm
・関 菜々巳 東レアローズ 171cm
・宮部 愛芽世 東海大学3年 173cm
・佐藤 淑乃 筑波大学3年 177cm
・麻野 七奈未 デンソーエアリービーズ 183cm

です。会見に欠席だったのは宮部藍梨選手でした。

ここからネーションズリーグに参加する人数を絞るのか、全員でそこから日程ごとに選出されるのかはわかりません。
中田久美監督時代、「連れて行きたいけど予算がないと言われた」という話もあったのでそのあたり今回はどうしているのか…
川合さんが入ったりCAPCONと契約が決まったり、ロンドンメンバー全員終結したりと
ちょっと今までとは違う見せ方なので、ここで予算をどう交渉できたのか、みたいな話しにもなるように思います。
そのあたりの話はまた後程。


前回の予想と結果をポジションごとに見ていきます。


セッター予想と結果



予想は以下でした。

・宮下(リオ五輪正セッター)
・籾井(東京五輪正セッター)
・関(アジア大会優勝正セッター)
・松井(ユニバ代表)

結果は 籾井選手が抜け、柴田選手が入りましたね。

意外でした。
籾井選手は残ると思っていたので…
柴田選手、宇賀神選手のようなオーソドックスなトスを上げる選手が残るとしたら、
関選手か松井選手が外れると思ってました。

東京五輪のあとのリーグ見ていても、そこまでマイナスな影響はなさそうと思っていたこと、
またオリンピック経験者、というより大きな大会の経験者が宮下選手と籾井選手しかいないので。
真鍋監督の見立てとは違ったのか…

だとすると宮下選手は残りやすくなったかなという印象です。
経験や、トスの被りがないので。
また、会見で佐藤選手が「速いトスを打てるようにと」という話しがあったので、やっぱり速さは極めていきたいんだろうなと。
そう考えるとやっぱり正セッターは宮下選手じゃないかと思います。

ネーションズリーグ2022合宿メンバー セッター



・宮下
・柴田
・関
・松井


リベロ予想と結果



予想

・山岸
・水杉

思いっきり外しましたね…

水杉選手はおらず、
山岸選手、児島選手、福留選手でした。
ここは児島選手と福留選手の争いかな?と思います。山岸選手は残りそう。

ネーションズリーグ2022合宿メンバー リベロ



・山岸
・児島
・福留


ミドルブロッカー予想と結果



・島村選手
・山田選手
・小川選手
・平山選手

と予想しましたが、平山選手が外れ、横田選手、濱松選手、麻野選手が入りましたね。
麻野選手は正直それほど見てないので分からないのですが、山田選手に次ぐ身長があって速さがあるということなので期待して見てみます。


ネーションズリーグ2022合宿メンバー ミドルブロッカー



・島村
・山田
・小川
・横田
・濱松
・麻野


アウトサイドヒッター予想と結果



・古賀選手
・石川選手
・宮部藍梨選手
・井上亜里沙選手
・内瀬戸選手
・林選手
・中川選手
・金田選手

と予想しましたが…
当たらずとも遠からず?いないのは中川選手だけですね。(そこが意外ともいえますが)

あとは
オクム選手、宮部 愛芽世選手、佐藤 淑乃選手が入りました。

リーグで活躍してる長内選手、中元選手を抑えての宮部選手と佐藤選手。
黒鷲旗でも大学のレベルが上がってることが明らかになった今、期待が高まりますね。
個人的には金田選手が残ってくれたこと、中川選手とどちらかになるのかな?という予想は当たりました。
ただ、ネーションズリーグを経てどちらかに絞ると思ってたので、中川選手がネーションズリーグ参加しないのは意外でした。
予想は当たりましたが、内瀬戸選手、林選手、田中選手、曽我選手から2名と予想した中で残ったのも攻撃力より守備力が上の二人ですし、
守備を任せる選手には、求める守備力が思ったより高いのかな…という印象です。

改めてネーションズリーグが「17人なら」予想



前回と入れ替わったので、改めてネーションズリーグが17人なら、という仮定の下17人を予想します。


セッター



・宮下
・柴田
・関
・松井

おそらく選出は3人かなと思います。

柴田選手を残した意図が「オーソドックスな安定的なセッターを入れたい」という意図なら…
松井選手か関選手が落ちるのではと思います。
松井選手と関選手、どちらも残して実践で試したいとなるような気もするのですが…
でもそうなら柴田選手を残した理由がないので

・宮下
・柴田
・関

と予想します。

うーん、普通に考えると

・宮下
・松井
・関

なんでしょうけど…宇賀神選手を入れたこともあって、田代選手のような安定したタイプは残しておきたいのかなあ…


リベロ



おそらく2人かなと予想。

・山岸
・児島
・福留

山岸選手は確定で、児島選手と福留選手は…どっちかな…
福留選手のほうが繋ぎが上手いイメージなんですよね。

・山岸
・福留

にしとておきましょう。正直ほんとにわからない…



ミドルブロッカー



4人かなあ…

・島村
・山田
・小川
・横田
・濱松
・麻野

島村、山田が確定で、ブロックがいい横田選手と攻撃力がある小川選手…
ただ、高身長なのは濱松選手と麻野選手なんですよね。

・島村
・山田
・小川
・麻野

と予想しておきます。



アウトサイドヒッター



残り8人です。

・古賀
・石川
・宮部藍梨
・井上亜里沙
・内瀬戸
・林
・金田
・オクム
・宮部 愛芽世
・佐藤 淑乃


古賀選手石川選手宮部藍梨選手は確定だと思います。

わからないのは、

内瀬戸選手と林選手、井上選手とオクム選手のポジションがかぶってるので、ここを絞るのか二人ともなのか。
ということろなんですが…

・古賀
・石川
・宮部藍梨
・井上
・内瀬戸
・林
・金田
・佐藤

と予想しておきます。
最後の一人が、佐藤選手と宮部選手の情報がないのでわからないのでここは正直に勘です!笑


まとめ ネーションズリーグ出場17名予想




・宮下
・柴田
・関
・山岸
・福留
・島村
・山田
・小川
・麻野
・古賀
・石川
・宮部藍梨
・井上
・内瀬戸
・林
・金田
・佐藤


ロンドン五輪のメンバー 「アントラージュ from ロンドン」と真鍋さんの戦略



今回の会見を見てすごく感じたのが、中田久美監督時代との違いでした。
田中久美監督時代は、リオで敗れ、木村沙織選手が引退し、女子バレーの注目すべきポイントを見失っていたようなところで
「あの中田久美を監督に!」という戦略で打ち出したイメージでした。
選手より監督が注目される感じがすごくて。
で、東京五輪は結果予選敗退という状況で、真鍋監督にバトンタッチ。

真鍋さんは最初から「人気の回復」を明言していて、
それがよくわかる記者会見だったなという印象でした。

中田監督は矢面には自分が、選手は実力で、という印象でしたが
真鍋監督は「使えるものは全部使う!」「やれることは全部やる!」という、ロンドン期と基本的には変わってないんだろうなと。

おそらくその一環で今回「ロンドン五輪メンバー全員終結」に至ったんでしょう。
荒木さんだけ出られず、コメントが映像でしたが、
最終的にメンバーに残れずでもサポートとして一緒に回り、最後の最後で家の事情で帰国したというエピソードを持つ
石田選手も今回アントラージュのメンバーに入っています。
そのあたりまで配慮が行き届いた選出も流石だなと。

ロンドンメンバーは人気もあるし結果も出してるし、色々言われてましたが「全員終結」ということは今はわだかまりも何もないということ。
そもそも、今回の選出メンバーも、宮下選手や古賀選手も確執等言われてましたが無事選出されていますし、大きな問題はないんでしょうね。

そして仲の良い川合さんが日本バレーボール協会の会長に就任。
ここの連結は大きいですよね。

狩野舞子さんがテレビやYoutubeでバレーの発信をしていて、川合さんや真鍋さんとももちろん仲良し、
ロンドンメンバーはみんな仲良し。

そう言う意味でその全員を使って女子バレーの人気を高める!というのは本当に素晴らしい戦略だと思います。

スポーツは結果や実力が大事ですが、プロになると人気もとても大事。
競技のテレビ放送やニュースの取り扱われ方、チームの存続や将来の育成に至るまで影響を及ぼします。

特に今は男子バレーが人気、実力ともに上がってる時なので、是非一緒になってバレー界が盛り上がって行けばと思います。


そして真鍋さんはそういう戦略とは別に
目標を「無理なところに置かない」というのも個人的には素晴らしいと思ってます。
中田監督は「金メダル」と言い続けましたが、
真鍋さんは目下の目標を

・パリ五輪の出場権
・ネーションズリーグではファイナルラウンド出場
・世界バレーは第3ラウンド出場

として、その先にパリのメダルと考えてるんでしょうね。

届かない、高すぎる目標は選手の負担になりえる、と東京五輪を見て思いました。
私はメダルを手にするところも見たいですが、それ以上に「いい試合」や「いい選手」が見たいです。
一つの試合でつぶれてしまうような選手が出ないようにと願います。

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